6歳の男の子を建物の残骸から救出 インドネシア地震
インドネシア・ジャカルタ(CNN) インドネシア西ジャワ州の人口密集地を襲った地震で23日、6歳の男の子が建物の残骸から救出された。2日以上を瓦礫(がれき)の下で過ごしたことになり、行方不明者の無事を祈る人々にとって希望をもたらす結果となった。
現場で撮影した動画には男の子が救助チームに救い出される様子が映っている。インドネシア国家防災庁(BNPB)によると、見つかった男の子の隣には祖母の遺体があった。男の子について、地元メディアは病院で治療を受けていると報じた。これより前には救助隊員が男の子の両親の遺体を運び出していたと、BNPBは付け加えた。
米地質調査所(USGS)によればマグニチュード(M)5.6の今回の地震は21日午後1時21分ごろ、西ジャワ州チアンジュール県で発生。震源の深さは10キロだった。
BNPBのトップは23日の記者会見で、これまで271人が死亡したと発表。このうち3分の1以上が子どもだとしている。また2043人余りが負傷したほか、6万1800人が住むところを失ったとした。40人は依然として行方不明だという。
BNPBによると、男児はナグラク村で救出された/West Java Province Search and Rescue