ロシア国防省、ウクライナ東部ソレダルを制圧と発表
(CNN) ロシア国防省は13日、ロシア軍が12日夜にウクライナ東部ソレダルを制圧したと発表した。制圧が事実なら、同軍にとってこの数カ月で初の大きな戦果となる。
この数日、ロシアとウクライナはソレダルの掌握を巡って主張が食い違う状況にある。
ロシア国防省はソレダルの掌握は「ドネツク州で攻撃作戦が成功し続ける上で重要だ」と述べ、「バフムートのウクライナ軍への補給路を断つことが可能になる」との認識を示した。
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」は自社の部隊がソレダルを掌握したと主張しているが、国防省はそれには触れなかった。
ソレダルの軍事上の重要性は小さい。だが、ここを制圧すればロシア軍やワグネルは近隣のバフムートに力を集中できるようになる。ロシアは夏以降、バフムートの制圧を目標にしている。
国防省はまた、ウクライナ軍兵士700人以上、武器300個以上をソレダル近郊で「破壊した」とも発表した。
ウクライナの当局者は、ロシアにソレダルを掌握されたとの主張を繰り返し争っている。13日朝にはマリャル国防次官が夜の戦闘は「激しかった」と述べ、ウクライナ軍が「勇敢にも現状を保とうとしている」と述べた。