ウクライナ、レオパルト2を数十両受領へ 各国の約束まとめ

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ドイツ連邦軍予備役が保有するレオパルト2戦車=2009年8月12日撮影/Ralf Hirschberger/dpa/AP

ドイツ連邦軍予備役が保有するレオパルト2戦車=2009年8月12日撮影/Ralf Hirschberger/dpa/AP

(CNN) ドイツは自国の在庫からウクライナに戦車を供与すると発表し、他国からウクライナへの再輸出も承認する方針を明らかにした。ウクライナのクレバ外相はドイツ製の戦車「レオパルト2」を保有する国に対し、「可能な限り多く」の供与を求めている。

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は先週、CNNの取材に「こうした戦車300~400両」が必要だと説明。これだけの数があれば「戦争のテンポを急加速させ、終盤戦を開始」できると述べていた。

CNNは供与されるレオパルト2戦車の総数を確認できていないが、少なくとも5カ国が供与を約束していることから、ウクライナ軍は数十両を受け取る可能性が高い。

米国ではバイデン大統領が25日、戦車「M1エイブラムス」31両を送ると発表。英国も先日、戦車「チャレンジャー2」14両を送る方針を示した。

以下、各国がこれまでに約束した内容を見ていく。

ドイツ:ドイツ政府はレオパルト2を14両提供すると述べ、これは「第1段階」だとしている。

ポーランド:ポーランド大統領の外交政策顧問はCNNに対し、「1個中隊」規模の戦車を送りたいとの考えを表明。正確に何両送る意向かは明らかにしなかったものの、1個戦車中隊は通常「10~14両のレオパルト2」で構成されると説明した。

オランダ:オランダのルッテ首相は25日、CNN提携局RTLニュースに対し、ドイツからリースしている18両のレオパルト2を購入し、ウクライナに送ることを「真剣に検討」していると述べた。オランダはレオパルト2を全く保有していない。

ノルウェー:ロイター通信によれば、首都オスロの新聞2紙は24日、ノルウェー政府が自国のレオパルト2の一部をウクライナに送ることを検討していると報じた。ダーゲンス・ナーリングスリーブ紙によると、ノルウェーが保有する36両のレオパルト2のうち4~8両を供与する可能性があるという。

スペイン:国営通信EFEの25日の報道によると、スペインのロブレス国防相は、自国の保有するレオパルト2の一部をウクライナに送る意向だと明らかにした。ただ、供与される戦車の数については現時点で決定できないとしている。

ポルトガル:ウクライナのゼレンスキー大統領は先週、ポルトガルも戦車を「提供する用意がある」国の中に含まれると明らかにしていた。ポルトガル国防相は20日、ドイツのラムシュタイン基地で開かれた会合で、「このタイプの戦闘車両の訓練を提供」する考えを改めて表明。「パートナー国と調整のうえ、ウクライナにこの能力を付与する方法を見極める」とのポルトガル政府の意向を表明した。

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