中国・四川省が婚外子の制限撤廃 少子化対策の一環

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学校で卓球をする子どもたち=2018年、四川省/Britta Pedersen/picture alliance/Getty Images

学校で卓球をする子どもたち=2018年、四川省/Britta Pedersen/picture alliance/Getty Images

香港(CNN) 中国南西部の四川省で2月以降、結婚していないカップルの間に生まれた子どもの出生登録が認められるようになる。省当局が少子化対策の一環として、婚外子への制限撤廃を決めた。

四川省では現在、結婚した夫婦だけに子ども2人までの出生登録が認められている。2月15日からは、結婚していない親を含めた全市民が、人数の上限なく子どもの出生を登録できる。

中国では一般に、妊婦の健康保険、出産にかかわる医療保険、産休などの手続きや、子どもが医療、教育を受けるための戸籍取得などに出生登録が必要となる。

同省の保健当局者は地元メディアとのインタビューで、シングルマザーの権利を守ることが目的だと述べ、未婚のカップルが親になることを推奨するわけではないと強調した。当局は、長期的にバランスの取れた人口開発を推進するための政策だと説明している。

中国では2015年に一人っ子政策を廃止してからも少子化に歯止めがかからず、昨年は61年ぶりに人口が減少した。婚外子については四川省に先立ち、南東部の広東省や中部の陝西省も同様に制限を撤廃している。

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