イスラエル首相、ロシア・ウクライナの「仲介役」に前向き
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は2日までに、ウクライナとロシアの仲介役を務めることに前向きな姿勢を示した。
ネタニヤフ氏はCNNの取材に対し、昨年2月にロシアがウクライナに侵攻してから間もないころ、仲介役を依頼されたことがあったと明らかにした。しかし、当時は首相職になかったことから、申し出を断ったという。
ネタニヤフ氏は「私は当時、野党の党首だった。そこで、私は『1度に首相は1人だ』と伝えた」と述べた。
ネタニヤフ氏は、現在であれば承諾するかとの質問に対して、「全ての関係者から要請されれば、必ず検討するだろう。しかし、自分から前に出ることはしない」と語った。
ネタニヤフ氏は、機が熟す必要があると述べ、そうすれば要請を検討するとした。
ネタニヤフ氏は、要請があるなら、特に米国からが望ましいとの考えも示した。
ネタニヤフ氏は、米国のバイデン大統領との関係は良好だとの認識を示した。バイデン氏のイスラエルに対する関与は言葉だけではなく本物であり、自身の米国に対する関与も本物だとした。
イスラエルと米国の間には、イラン情勢など多くの合意できない事案があるとしながらも、両国の関係は「揺るぎないものでなければならない」と語った。