ロシア占領下のメリトポリで複数の爆発、双方の当局者が報告
(CNN) ロシアの占領下にあるウクライナ南部メリトポリで10日夜、複数の爆発が発生した。ウクライナ当局と親ロシア派当局の双方が明らかにした。
ウクライナ軍はここ数週間、市の奪還を目指してメリトポリに対する攻撃を繰り返している。
親ロ派軍民行政府の一員、ウラジーミル・ロゴフ氏はSNSテレグラムで、「市内で一連の爆発音が聞こえた。今晩2度目だ」と説明し、攻撃に対応するためロシア軍の防空システムが作動したと付け加えた。
ロゴフ氏はウクライナ軍が重火器や多連装ロケットシステムで攻撃したと主張。「迎撃されたロケット弾の破片」が複数の民家を直撃したとしている。
民家は損傷し、砲撃を受けた現場で火災が発生した。死傷者や被害に関する情報は確認中だという。
一方、メリトポリのウクライナ人市長、イバン・フェドロフ市長はテレグラムへの10日の投稿で、強力な爆発で市内に振動が走ったことを明らかにした。「着弾時の威力は非常に強力で、窓が揺れるほどだ」と述べた。