英スコットランド首相、予想外の辞任表明 政治的逆風の渦中で
(CNN) 英スコットランド自治政府のスタージョン首席大臣(首相に相当)が15日、突如として辞任を表明した。就任から8年、スコットランド民族党(SNP)の党首を務める同氏は、スコットランドの英国からの独立を目指す運動で主導的な役割を果たしてきた。
辞任の意向はエディンバラでの記者会見で明らかにした。新たなSNPの党首が任命されるまでは引き続き首相の地位に就くとしている。
スタージョン氏は今が辞任すべき時だと認識していると述べ、自身や党、国にとってそれが正しいことだと語った。また今回の決断は短期的な圧力に対する反応ではなく、「より深く、長い時間をかけて検証を行った結果」とも付け加えた。
同氏はスコットランドの独立を巡り、英国政府との間での緊張激化に直面している。さらに英政府は、性別変更の法的手続きを簡易化するスコットランドでの取り組みに対し、法制化を阻止する決定を下してもいる。