英スコットランド首相、予想外の辞任表明 政治的逆風の渦中で
スタージョン氏は、もはや首相の仕事に全精力を注ぎ込むことができなくなったと説明。首相の職務を果たすには自分自身の全てを犠牲にしなくてはならず、プライベートの時間を過ごすことが難しいと述べた。また、トップの地位に対して向けられる「残忍さ」も目の当たりにしたと明かした。
最近までスタージョン氏は、次の英国の総選挙をスコットランド独立の是非を問う事実上の2度目の住民投票にすると約束していた。ただSNPの支持率は低迷しており、スコットランド政界での影響力を失いつつある。独立運動には進展がなく、近いうちに住民投票が行われる見込みもない。
性自認を巡る上記の法制化についても、一部の世論調査では阻止の権限を行使した英政府の判断を支持するスコットランド人が大半を占めた。