日本の出生数、22年は80万人割れ 過去最少記録を更新
(CNN) 日本の出生数は昨年、統計開始以来で初めて80万人を割ったことが分かった。厚生労働省が28日に発表した。
昨年の出生数は79万9728人。150万人を超えていた1982年から、ほぼ半減したことになる。
一方で死亡数は158万人を超え、戦後の最多記録を更新した。
日本では10年以上前から、死亡数が出生数を上回っている。人口の高齢化が急速に進み、年金や医療を支える労働人口が縮小するなど、人口危機が指摘されている。
同じ東アジアの韓国、中国も同様の問題を抱える。韓国で女性1人が産む子どもの数を示す合計特殊出生率は世界最下位の水準が続き、昨年は0.78と過去最低記録を更新した。
中国の人口は昨年、約60年ぶりに減少に転じ、世界一の座をインドに譲ることになった。