風力発電施設に抗議、グレタ・トゥンベリさんが参加した理由とは ノルウェー
抗議運動参加者らは、風力タービンの撤去とトナカイ放牧地の再生を求めている。
トゥンベリさんは2月27日、「先住民の権利、人権は、気候保護や気候運動と手を携えなければならない。他人を犠牲にすることがあってはならない」とロイター通信に語った。
トナカイの群れを追う先住民族のサーミ/Stoyan Nenov/Reuters/FILE
フォセンの風量発電施設をめぐっては2021年10月、ノルウェー最高裁が、建設許可を無効とするサーミ側勝訴の判決を言い渡している。判決では同施設について、トナカイ放牧地を侵害することによってサーミの文化的権利を侵害していると認定した。
しかし1年半近くたった今も、同施設は稼働し続けている。