ワグネルの兵士、バフムート市内に進軍か トップが動画公開
(CNN) ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップ、エフゲニー・プリゴジン氏は2日、ワグネルの兵士がウクライナ東部の要衝バフムートにいるところをとらえたものだと主張する動画を公開した。
CNNがバフムート東部で撮影されたものだと確認した動画には、戦闘服姿の兵士らが大きく損壊した建物の屋上でワグネルの旗を掲げている様子が映っている。兵士の1人はギターを手にしており、おそらくワグネル兵士のニックネームである「ミュージシャン」にちなんでいると思われる。
SNS「テレグラム」に投稿された動画のキャプションには、動画は今朝「バフムート、実質的にはバフムートの中心部」から送られたものだというプリゴジン氏の言葉が引用されている。
プリゴジン氏はワグネルの兵士がバフムート中心部に前進したと主張したが、CNNは動画の撮影場所がバフムート中心部から約2キロ離れた場所であることを特定した。ワグネルの兵士はそこにしばらくとどまっている。
東部ドネツク州にあるバフムートではここ数週間、ウクライナ軍とロシア軍の間で激しい戦闘が繰り広げられてきた。
ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官は1日、ロシア軍はバフムートへの攻撃を続ける中で、ワグネルの練度の高い兵士を投入しているとCNNに明らかにしていた。