バフムートで激戦続く ワグネル戦闘員の「第3波」、正規軍で置き換え

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バフムート近くの前線で榴弾砲を発射するウクライナ軍の兵士/Oleksandr Ratushniak/Reuters)

バフムート近くの前線で榴弾砲を発射するウクライナ軍の兵士/Oleksandr Ratushniak/Reuters)

(CNN) ウクライナ軍の報道官はCNNに対し、東部バフムートは依然として「前線の最激戦地」となっており、引き続きロシアの激しい直接照準射撃を受けていると明らかにした。

ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官は激戦が続く状況に触れ、バフムート方面全体でこの日あった攻撃188回のうち、20回はバフムートの街を直接狙ったものだったと説明した。

チェレバティ氏はこの地域で戦う民間軍事会社ワグネルの兵士についても言及。現在はワグネル戦闘員の第3波がロシア正規軍で置き換えられつつある状況だとの見解を示した。

報道官によると、昨年2月に始まった第1波は、ロシアの連邦保安局(FSB)や内務省とつながりを持つ職業的な軍人で構成されていた。

第2波は刑務所から動員された人員で構成。これらの人員はワグネルが防衛線の突破を試みた際、いわゆる「肉弾突撃」でほぼ全滅したという。

現在はワグネルの部隊が正規軍で置き換えられている状況で、おそらくワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏とロシア軍指導部の対立が影響しているとの見方を示した。

プリゴジン氏は、ワグネルの兵士が8日にバフムート北郊の村を奪取したと主張したが、チェレバティ氏は村の現在の状況について確認できないとしている。

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