ロシアで爆発のカフェ、民間軍事会社ワグネルのトップとつながりか

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爆発現場付近を片付ける自治体職員=3日、サンクトペテルブルク/Dmitri Lovetsky/AP

爆発現場付近を片付ける自治体職員=3日、サンクトペテルブルク/Dmitri Lovetsky/AP

(CNN) ロシア民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏は3日、前日に爆発が発生したサンクトペテルブルク市内のカフェについて、カフェでのイベントを主催した「サイバーフロントZ」に自身が「与えた」ものだと述べた。この爆発ではロシア人軍事ブロガーのウラドレン・タタルスキー氏が死亡している。 

プリゴジン氏は自身の持ち株会社コンコルドがSNS「VK」に3日掲載したコメントの中で、カフェの所有者かどうか聞かれ、否定しなかった。

「実際、私は愛国運動のサイバーフロントZにこのカフェを与えた。彼らはあそこで様々なセミナーを開いていた」とも述べた。

ロシアの独立系ニュースメディア「フォンタンカ」はカフェの領収書にコンコルド社の所有を示す記載があることから、このカフェはプリゴジン氏のものだと報じている。

公的記録によると、プリゴジン氏はコンコルドの創業者で、唯一の所有者。

CNNはプリゴジン氏の主張や、同氏がカフェの所有者なのかどうかを独自に検証できていない。

プリゴジン氏は今回の投稿で、爆発に関与した可能性のある勢力についても言及。「事件の詳細については今のところ知らない」としつつも、「今回の悲劇はセミナーで起きた可能性が非常に高い。ダリヤ・ドゥーギナの死とすべてが似通っている」と指摘した。ダリヤ氏は右派思想家アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘で、昨年モスクワ郊外で自動車爆弾によって殺害された。

そのうえでプリゴジン氏は「だが、これらの行為に関してウクライナ政府を非難するつもりはない。ウクライナ政府とほとんど無関係な急進主義者のグループがいるのだと思う」としている。

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