台湾、同性婚カップルに養子縁組認める法改正案を可決
台北(CNN) 台湾の立法院(国会)は16日、同性婚のカップルにも養子縁組を認める法改正案を可決した。
台湾では2019年、アジアで初めて同性婚が合法化されたが、血縁関係のない子どもを自分たちの子として育てる特別養子縁組が認められるのは夫婦または独身者のみで、同性婚カップルの場合はどちらか一方しか法的な親になれなかった。
法改正案の可決を受け、性的少数者の権利を主張する団体「台湾伴侶権益推動連盟(TAPCPR)」は、「結婚の完全な平等に向けた大きな一歩」と歓迎する声明を出した。
昨年1月には高雄市の裁判所が、男性カップルの2人に養子縁組を認める判断を下した。しかし同じような事情のほかのケースは却下され、法改正には至っていなかった。
今年1月には新たに、同性婚を認めていない他国の出身者との同性婚も認められたが、中国本土は対象から除外されている。