ゼレンスキー氏「事実直視を」、トランプ氏の「1日で解決」発言に

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ウクライナのゼレンスキー大統領/ Cuneyt Karadag/Anadolu Agency/Getty Images

ウクライナのゼレンスキー大統領/ Cuneyt Karadag/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は18日までに、米国のトランプ前大統領が大統領に返り咲いた場合、ウクライナ戦争を24時間で終結させると誇示した最近の言動に触れ、「トランプ(氏)の在任時にはクリミア半島を占領するなどロシアの侵略行為が既にあった」などといさめるような見解を示した。

イタリアの首都ローマを先に訪れた際の記者会見で表明した。トランプ氏の大統領時代には全面的な侵略でなくても戦争はあったと、クリミア半島やウクライナ東部ドンバス地方をロシアが既に占領していた事実に言及。

「彼がこの問題に深く関与していたのかはわからないが、解決させてはいなかった」とし、「解決させることが優先的な課題だったのかもわからない」と述べた。

その上で「何も彼を責めているわけではないが、我々は事実を抱えている。そして我々はこの事実を直視しなければならない」と結んだ。

トランプ氏の発言は、CNNが催した有権者らとの対話集会で飛び出していた。ウクライナ情勢に触れて「誰もが死なないで欲しい。ロシア人とウクライナ人が死んでいる」と指摘。

ウクライナによるロシア阻止の成功を望んでいるのかの質問には明言を避け、「勝敗の側面から問題を考えていない」とも主張していた。

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