ペルー治安部隊がデモ参加者や通行人を「処刑」、若者や子ども犠牲に アムネスティ報告
アムネスティは、アプリマク県で12月に頭部を撃たれて死亡した18歳のサッカー指導者にも言及した。
さらに、ペルー南部では人種的偏見に基づき抗議デモ参加者が攻撃されたと指摘。南部では治安部隊の暴力的な対応によって数十人が死亡したのに対し、同じようなデモが起きた首都リマの死者は1人だけだったとしている。
一方、ペルー政府の対応については、ディナ・ボルアルテ大統領や閣僚などが治安部隊の対応を賞賛していたと報告。「違法行為を裏付ける証拠がますます明らかになっていたにもかかわらず、一貫して法執行機関の行為を支持し、正当化した」と批判している。