カナダ東部の山火事、一部は依然「制御不能」 煙が米国側にも
(CNN) カナダ東部ノバスコシア州で大規模な山火事が続き、30日までに1万8500人近い住民が避難した。煙は国境を越えて米北東部にも広がっている。
同州が記録的な暑さに見舞われるなかで、山火事の焼失面積は1万ヘクタールを超え、これまでに少なくとも200棟の建物が被害を受けた。
米気象当局によると、煙は米北東部マサチューセッツ州ケープコッドの上空に達した。さらに今後の風向きによって、北東部のほかの地域に広がる見通し。当局は「鼻の敏感な人は煙のにおいを感じるかもしれない」と指摘した。
ノバスコシア州で続く火災13件のうち8件は29日に発生し、特に3件が今も「制御不能」とされる。
州都ハリファクスの火災も鎮火の見通しが立たず、約1万6492人が避難を強いられている。
同市の南西に位置するシェルバーン郡からは約2000人が避難した。
シェルバーン郡の全学校と、ハリファクスで少なくとも14校が31日を臨時休校とした。