ダム決壊、ウクライナ南部で避難続く 環境汚染の懸念も

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ヘルソン州の浸水地域から避難する住民/Roman Hrytsyna/AP

ヘルソン州の浸水地域から避難する住民/Roman Hrytsyna/AP

(CNN) ウクライナ南部ヘルソン州ノバカホウカで6日に起こった巨大ダムの決壊で、浸水地域では住民の避難が続いている。地元当局のトップが7日、明らかにした。

ウクライナが任命したヘルソン州軍政当局トップ、オレクサンドル・プロクジン氏は「水はあすも増え続け、その後5日かけて徐々に減っていくと予想している」との見通しを示した。

ウクライナ内務省は、ロシアに占領されている同州のドニプロ川東岸地域から住民を避難させる方法を模索していると明らかにした。

被災地入りしたクリメンコ内相は「避難作業は続いている。可能な限り迅速な避難を試みている。強い水の流れとロシア軍の砲撃が障害となっている」と説明した。

また「本部は必要な限り24時間体制で稼働する」とした上で、水が引いた時に直面する課題にも取り組んでいることを明らかにした。

クリメンコ氏はさらに「やるべきことは山積している。まずは環境汚染対策だ。水力発電所の爆破時にタービン室から150トンの機械油が漏出した」と述べた。

内務省によると、7日午後4時現在、ウクライナが支配する地域から1854人が避難している。

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