攻勢受けるロシア軍のダム爆破続く、ウクライナ南部
(CNN) ウクライナ軍当局者は15日までに、同国軍が攻勢を仕掛けている中南部ザポリージャ、南部ヘルソン両州にある小型ダムをロシア軍が爆破などしていると改めて主張した。
ウクライナ国防省の環境管理対策などの部局当局者が明らかにした。多数の水力関連施設を地雷で爆破したという。
ウクライナ軍のメディアセンターによると、ロシア軍は連日、様々な集落でこれらの小規模な施設を爆破し続けている。生じる被害は大規模なものではないが、1~2の村落の農地に影響が出たという。
ウクライナ軍は13日、ザポリージャ州ノボダリウカ村近くにある貯水池の小型ダムがロシア軍によって爆破されたと報告。この後、モクリヤリ川の両岸が水没したとしていた。
ウクライナ軍は同国南部の複数の前線で攻勢に出ており、同村は最近奪取を果たした村落の一つ。
ヘルソン州では今月初旬、ロシア軍の占領下にあった大規模なカホウカ・ダムが決壊して洪水が発生、村落などに広範な被害が出ていた。決壊ではウクライナ、ロシア双方が相手側の仕業だと非難している。