ワグネル戦闘員、8月にウクライナ戦線に復帰か
(CNN) ロシアの民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏は15日までに、ワグネルの戦闘員が8月にウクライナの戦線に戻ると明らかにした。
プリゴジン氏はロシアのウリヤノフスク州で「我々は休息をとり、準備をしている。6月5日に戦線を離れたが、予想によるとワグネルの戦闘員は8月5日に戦線に戻り、完全な戦闘態勢で設定された任務を遂行し続ける」とジャーナリストへの動画コメントで述べた。
この動画はSNS「テレグラム」に設けられているワグネルの非公式チャンネルで13日に公開された。プリゴジン氏の広報サービスは同日、同氏が旧ソ連軍の元軍人のビクトル・ブート氏と一緒にウリヤノフスク州を訪れたことを認めた。武器商人のブート氏は、ロシア内で拘束されていた米国の女子バスケットボール選手ブリトニー・グライナー氏との交換で米刑務所から釈放された。
プリゴジン氏は以前、「ワグネルの戦闘員はウクライナ東部のバフムートでロシアの正規軍と交代し、前線から離れた場所に移る」と述べていた。
ワグネルは先月、バフムート市の前線を掌握したが、直近ではウクライナ軍がバフムート地域での前進を主張している。