ワグネルのトップ、投降を拒絶 プーチン氏が「誤っている」
(CNN) ロシアの民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏は、プーチン大統領から自身の行動を裏切りと呼ばれる演説を受けた後、投降を拒絶する姿勢を示した。
プリコジン氏はSNSのテレグラムで、プーチン氏は「大きく誤っている」と述べた。
プリコジン氏は音声メッセージで「『母国への裏切り』に関しては、大統領は大きく誤っている。我々は母国の愛国者であり、我々は戦ってきて、今も戦っている。ワグネルの戦士全員だ」と語った。
「大統領や連邦保安局(FSB)、その他の人物の要請で投降するものは誰もいない」とも述べた。
プリゴジン氏の発言は、クレムリン(大統領府)と保安当局の双方に明確に反抗する内容となっている。これまで同氏はプーチン氏に対する直接の批判や、その権威への挑戦を避けるように注意を払っていた。
プリゴジン氏はまた、ワグネルの戦闘員は愛国心を持ち、ロシアで続く「腐敗、詐欺、官僚制」の永続化を受け入れないとのこれまでの主張を繰り返した。
「我々はウクライナとの戦争になると聞いた時、我々が行き戦った。だが割り当てられた弾薬、武器、全ての資金は盗まれようとしていることが判明した。そして、官僚は(何もせずに)座り、それは自分たちのものだと、今日起きたような誰かがモスクワに進軍する事態に備えるためだと話をする」(プリゴジン氏)