豪最高裁、ロシアの訴え棄却 大使館建設用地めぐり

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ロシアの新しい大使館の移転予定地に設置された小屋=23日、オーストラリア・キャンベラ/Yoann Cambefort/AFP/Getty Images

ロシアの新しい大使館の移転予定地に設置された小屋=23日、オーストラリア・キャンベラ/Yoann Cambefort/AFP/Getty Images

(CNN) オーストラリア最高裁は26日、国会近くの大使館建設用地からの立ち退きについて差し止めを求めていたロシアの訴えを棄却した。

ロシアの新しい大使館は首都キャンベラの国会から約400メートル離れた場所に建設される予定だった。

オーストラリア政府は今月に入り、ロシアの新しい大使館が安全保障上の脅威になるとして、建設を差し止めるための法律を制定していた。

オーストラリアのアルバニージー首相は、最高裁の判決を歓迎し、オーストラリアはロシア政府と違い、法の支配を常に順守すると述べた。

ロシアによるウクライナ侵攻が1年以上前に始まって以降、オーストラリアは西側諸国とともに、ウクライナ政府を支援してきた。オーストラリアはロシア政府による違法で道義に反する軍事作戦を非難している。

ロシアは2008年、オーストラリア政府から土地の賃借権を得ていた。その3年後、新しい大使館の建設について承認を得た。

アルバニージー首相は先週、借地契約が認められた08年当時とは「時代が変わった」との認識を示していた。

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