ウクライナ、拘禁中のジョージア元大統領の処遇で大使に抗議
(CNN) ウクライナ国籍を持つジョージア(グルジア)のサアカシュビリ元大統領が帰国以来拘束されている環境について、ウクライナ外務省がジョージア大使を呼んで抗議した。
サアカシュビリ氏を巡っては最近、拘束下で明らかに衰弱した姿の画像が浮上し、健康状態への懸念が指摘されている。
ウクライナ外務省はジョージア大使に、同氏の処遇を「断じて容認できない」と伝え、「ジョージア当局はウクライナ市民の虐待をやめる必要がある」と主張した。
また、治療のために同氏を引き取る可能性を話し合う用意があると述べた。
サアカシュビリ氏はジョージアが2008年にロシアと軍事衝突した際の大統領だったが、13年の選挙に敗れ、国外へ脱出。15年にジョージア国籍を返上し、数年間ウクライナに住んでいた。
18年に職権乱用で被告不在のまま有罪判決を受け、21年の帰国直後に逮捕された。