中国当局、ワンタン108個「早食い競争」の飲食店を調査

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中国当局が、食品の浪費を禁じる法律に違反した疑いがあるとして、ワンタンの早食い競争を開催したレストランを調査している/OsakaWayne Studios/Moment RF/Getty Images

中国当局が、食品の浪費を禁じる法律に違反した疑いがあるとして、ワンタンの早食い競争を開催したレストランを調査している/OsakaWayne Studios/Moment RF/Getty Images

香港(CNN) 中国・四川省の宜賓市にあるレストランが、ワンタン108個の早食い競争を開催したのは違法の疑いがあるとして、当局が調査している。

中国のニュースメディアが最近伝えたところによると、この店では「大食いの王様」コンテストと称し、四川名物のワンタンの一種「抄手(チャオショウ)」108個の早食い競争に勝てば無料の食事などを提供するというイベントを開催。SNSに広告を流して参加者を募った。

これを知った国家市場監督管理総局(SAMR)が、食品の浪費を禁じる法律に違反した疑いがあるとして、調査に乗り出した。

同メディアによると、当局はほかにも同様のイベントをいくつか調べている。

法律は2021年、インターネット上に大食い動画を投稿するブロガーらが問題になったことを受けて施行された。

客からの過剰な注文を促して食品を浪費したレストランの店主には、最大で1万元(約20万円)の罰金が科される。放送局やオンライン配信者が暴飲暴食の番組やメッセージを流した場合の罰金は、その10倍に上る。

当局の調査に対し、SNSでは「大食いコンテストは浪費にあたるのか。そこで消費されなかった食品が実際に貧困層へ送られることはあるのか」「国は食品の安全性を取り締まらないのに、これを取り締まるのか」などと、反発する声も上がっている。

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