ワグネルのベラルーシ入国の動き「見られず」 NATO事務総長

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建物のバルコニーに立つワグネルの兵力=6月24日、ロシア・ロストフ・ナ・ドヌ/Roman Romokhov/AFP/Getty Images

建物のバルコニーに立つワグネルの兵力=6月24日、ロシア・ロストフ・ナ・ドヌ/Roman Romokhov/AFP/Getty Images

(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は11日、ロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員によるベラルーシへの移動をなにも確認していないと述べた。

ストルテンベルグ氏はリトアニアの首都ビリニュスで記者団に対し、「これまでのところ、ワグネルの兵力のベラルーシへの展開や移動は何も見られていない。しかし、もちろん、何が起きているかは注視している」と述べた。ストルテンベルグ氏は、NATOがいかなる潜在的な脅威に対しても自衛する準備はできていると言い添えた。

ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が6月下旬に反乱未遂を起こした後、プリゴジン氏の所在についてはさまざまな観測が出ている。

先週は、リトアニアとポーランド、ラトビアの首脳がNATO首脳会議に先立ち、ストルテンベルグ氏に宛てて書簡を送り、ロシアの攻撃的な行動とベラルーシ情勢の展開がもたらす脅威について警告していた。

首脳らは、プリゴジン氏とワグネルがベラルーシに移動することがベラルーシの政治的安定にとってのリスクとなり、その結果、通常兵器や核兵器に対する管理が失われる可能性があると指摘していた。

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