習氏、キッシンジャー氏を「旧友」と称賛 北京での会談で
キッシンジャー氏はこれに答え、中国を訪れるのは「大変な栄誉だ」と述べた。また会談の場所として釣魚台国賓館を選んだことにも謝意を示した。CCTVが伝えた。
報道によると同氏は「米中関係は両国並びに世界全体の平和と繁栄にとって極めて重要だ」と語ったとされる。その上で両国の相互理解が高まるよう努めると約束したという。
習氏との会談に先駆け、キッシンジャー氏は中国の外交トップ、王毅(ワンイー)氏と李尚福国防部部長とも会談していた。米国はロシアからの武器調達を巡り、李氏を2018年に制裁対象としている。
中国ではここ最近、ブリンケン米国務長官、イエレン米財務長官、ケリー米気候変動問題担当大統領特使ら米国の高官による訪問が相次いでいる。
先月には米起業家のビル・ゲイツ氏も北京を訪れ、習氏と会談した。習氏が西側の経済人と1対1で会談するのは知られている限りで数年ぶりのことだった。
習氏はゲイツ氏を「旧友」と呼び、自身が「今年になって初めて会う米国の友人」だと強調した。