欧米、ウクライナ産穀物輸出の陸路ルートを検討中

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貨物船上のコンテナに積まれた小麦=3月24日、ウクライナ・オデーサ州の港/Reuters

貨物船上のコンテナに積まれた小麦=3月24日、ウクライナ・オデーサ州の港/Reuters

(CNN) 米国家安全保障会議(NSC)のカービー報道官は26日、ウクライナ産穀物を黒海経由で輸出することを認める合意からロシアが離脱したことを受け、米国と同盟国が代替の陸路ルートをウクライナと共に検討していると明らかにした。

カービー氏は「欧州連合(EU)各国やウクライナ、他の欧州諸国と陸路で穀物を市場に届けられないか検討している。だが陸路はそれほど効率的ではない」とホワイトハウスで報道陣に説明した。

「ウクライナ産の穀物を市場に届ける最善のルートは海上だ」と指摘した上で「だが、どのような対応ができるのか検討中だ」と述べた。

ロシアが今月、黒海穀物合意から離脱したことを受けて、米国はロシアが黒海で民間船を攻撃し、その責任をウクライナへ押し付ける可能性があると警告していた。

黒海穀物合意はトルコと国連が昨年仲介して実現したもので、ウクライナの港からの安全な穀物の輸出を保障していた。

ウクライナ産の穀物は世界の食料供給、特に発展途上国にとって重要だ。黒海穀物合意が終了し、ロシアがウクライナの港湾インフラを攻撃しているため、穀物価格は急騰している。

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