ロシアに抗戦でドローン技術に重点投資、40社以上と開発契約 ウクライナ首相

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ウクライナ軍兵士が偵察用ドローン「レレカ」の整備を行う=6月27日、ウクライナ東部ドネツク州/Genya Savilov/AFP/Getty Images

ウクライナ軍兵士が偵察用ドローン「レレカ」の整備を行う=6月27日、ウクライナ東部ドネツク州/Genya Savilov/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナのシュミハリ首相は29日までに、ロシアへの抗戦に使われるドローン(無人機)の開発や製造で40社以上のウクライナ企業と契約を結んでいることを明らかにした。

ウクライナのドローン製造業者を結集させた事業の1周年を迎えたフォーラムで述べた。この事業が始まって以降に製造されたドローンの機数は10倍の水準に達したとした。

首相によると、政府が地元のドローン製造企業に投入した資金は今年、約10億米ドル(約1410億円)に上った。

予備部品や装備一式の輸入に当たっては税関手続き上の障害を除去したとし、製造企業の利益分配は25%へ増えたと説明。ドローン用の弾薬の大量生産を促進させるための決定も下したとした。

ウクライナのフェドロフ・デジタル変革相は同フォーラムで、前線に送り込んでいるとするドローン約1700機も披露した。

ドローン操作の要員育成も進められており、26カ所の施設でこれまで1万人を訓練したという。別の1万人も今後、訓練を受ける予定となっている。

一方で、一部のウクライナ軍当局者は最近、電子戦で優位に立つロシアはドローンの飛行妨害を図る能力を持っており、ドローン作戦の効用が弱まっていると警告していた。

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