サウジアラビア、ウクライナの和平会議主催へ 西側諸国や発展途上国が参加
(CNN) ウクライナ大統領府のイエルマーク長官は30日、サウジアラビアが、西側諸国や発展途上国も参加する和平会議を主催すると明らかにした。
イエルマーク氏は、ゼレンスキー大統領が掲げる和平案「平和のフォーミュラ(公式)」の実施に関する各国首脳顧問による会議の準備を進めていると述べた。会議は近く、サウジアラビアで開催されるという。
会議の開催については、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が最初に報じた。会議には、ウクライナと西側諸国のほか、インドやブラジルなど主要な発展途上国も参加する。ロシアは参加しないという。
イエルマーク氏は開催時期について特定の日程は明らかにしなかった。WSJによれば、会議はサウジアラビアのジッダで8月5~6日に開催される。
イエルマーク氏によれば、平和のフォーミュラの各議題はほぼ毎週、世界50カ国以上の代表と個別あるいはグループで議論されている。ゼレンスキー氏は、インドネシア・バリで昨年開催された主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で、10項目からなる和平案を明らかにしていた。