ロシア軍、ドナウ河川港を「意図的」な標的に ウクライナ

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ロシアのドローン攻撃を受けた港湾の穀物施設の被害状況を調べる捜査員/Prosecutor General's Office via Telegram/Handout/Reuters

ロシアのドローン攻撃を受けた港湾の穀物施設の被害状況を調べる捜査員/Prosecutor General's Office via Telegram/Handout/Reuters

ドナウ川にあるウクライナの河川港はルーマニアとの国境線上にも位置し、数百万トン規模の穀物を世界各地へ運ぶ主要経路ともなっている。

ロイター通信によると、ウクライナ産穀物の輸出協定が破綻(はたん)する前、ドナウ川の港を通じたウクライナ産穀物の輸出量は全体のうちの約4分の1を占めていた。穀物ははしけ船に積まれて黒海に臨むルーマニア・コンスタンツァに運ばれ、その後に目的地へ輸出されていた。

この中でルーマニアのヨハニス大統領は2日、同国の近くにあるドナウ川上のウクライナの民間インフラに対するロシアの攻撃続行は「容認出来ない」との考えを表明。SNS上で、「戦争犯罪であり、自国の食料品を必要としている世界各地の人々に届けるウクライナの能力にさらに悪影響を与えることになる」と批判した。

ルーマニアは、加盟国が攻撃された場合、集団防衛の発動を定める北大西洋条約機構(NATO)の一員。ドナウ川への空爆は、ロシアがNATO加盟国の領土に最も近い場所で起こした攻撃ともなった。

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