ロシアの地雷は「異常な」密度、ウクライナ軍が反攻への期待感を抑制
(CNN) ウクライナが反転攻勢に追加兵力を投入していると米当局者が明らかにしてから1週間。入手可能な動画や当局者の発言からは、南部戦線の動きは限られており、戦闘はザポリージャ州の一部に集中していることがうかがえる。
ウクライナは引き続き、反攻の進展度に関する期待感の抑制に努めている状況だ。一方、ロシアによって任命された南部占領地域の当局者は、ロシア軍戦線の突破を図るウクライナの動きは撃退されたと主張した。
親ロシア派がSNSテレグラムに投稿した写真や動画には、破壊されたウクライナの装甲車が捉えられているものの、攻撃を受けた時期や場所は明らかになっていない。
ただ、ウクライナ軍の進軍はロシアの対戦車障害物や地雷原に妨げられ遅れが出ており、幾重にも敷かれたロシアの防衛網をなかなか突破できずにいる。
ウクライナ国家安全保障防衛会議のダニロフ書記は2日、地雷の密度は「異常」だと指摘、平均で1平方メートルあたり3~5個の地雷が敷設されていると明らかにした。