黒海の海軍基地とクリミア半島にドローン攻撃、ロシアは撃退と主張
(CNN) ロシア国防省は4日、クリミア半島とロシア南西部の海軍基地に対してウクライナのドローン攻撃があり、ロシア軍が攻撃を阻止したと発表した。
国防省の声明によれば、2隻の無人艇がロシア南西部クラスノダール地方のノボロシスクにある海軍基地を狙って攻撃を仕掛けた。
2隻は撃退時に視認され、ロシアの艦船によって破壊されたという。この艦船は海軍基地の外側にある停泊地を守っていた。
国防省はまた、クリミア半島上空で無人機10機を撃墜したと発表した。クリミア半島はロシアが2014年にウクライナから違法に併合した。
クリミア首長顧問のオレグ・クリュチコフ氏は「クリミアの複数の地方で防空システムが作動した。すべての物体が撃墜された」としている。
死傷者や被害は報告されていない。
SNS上で出回っている動画には、ロシア海軍の艦船1隻がひどく傾き、黒海の海軍基地付近を曳航(えいこう)される様子が映っている。
これらの動画は曳航中の艦船を揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」と特定しているようだが、CNNは確認できていない。