ロシア軍艦船への攻撃は保安局、海軍の合同作戦 ウクライナ筋
(CNN) ロシア南部の黒海沿岸にあるノボロシスク港で4日起きた同国海軍艦船への攻撃でウクライナの関係筋は同日、ウクライナ保安局と海軍の合同作戦だったことを明らかにした。
CNNの取材に、「大型の艦船であるオレネゴルスキー・ゴルニャクが打撃を受けた」とも指摘。攻撃に使われたのはTNT火薬の約450キロを積んだ水上ドローン(無人艇)で、同艦船にはロシア軍兵士約100人が乗船していたとした。
「攻撃で深刻な損傷を被り、任務遂行が出来なくなった」とも述べた。
SNS上に流れた動画や複数のロシア人ブロガーの説明では、曳航(えいこう)される船は戦闘艦船のオレネゴルスキー・ゴルニャクと特定しているようにみえる。
CNNには、船舶へ近づく無人艇を示す動画が提供された。この船舶は、ノボロシスク港で船体を傾けている海軍艦船と同一のもののようにみえる。動画の長さは36秒間で、無人艇から撮影されており、船舶への突進は夜だったこともわかる。動画は、無人艇が船舶に到達すると共に終わっていた。
CNNはこの船舶の名称を最終的に確認出来てはいない。
ロシア国防省は4日、無人艇2隻がクラスノダール地方にあるノボロシスク海軍基地を狙ったが、ロシア艦船に攻撃を阻止されたとの声明を発表していた。