中国外相、ロシアに「中立の立場」を強調 和平会議への参加後
(CNN) 中国の王毅(ワンイー)外相は7日、ロシアのラブロフ外相との電話会談で、中国がウクライナ危機に関して「独立した中立の立場」を維持すると強調した。
ロシアによるウクライナ侵攻をめぐっては、先週末にサウジアラビアでウクライナや欧米諸国、インド、中東諸国などが参加する和平会議が開かれ、中国の代表団も出席していた。
会議にロシアは出なかったが、中国外務省の発表によると、王氏はラブロフ氏との会談で、中ロ両国は「信頼できる良き友人であり、パートナーだ」と語った。
また、ウクライナ危機に関しては中立の立場を維持したうえで「客観的で合理的な意見を述べ、和平交渉を推進し、国際的な多国間の場で政治解決を追求する」と表明した。
中国外務省によれば、ラブロフ氏はこれに対し、政治解決に向けて「中国が果たす建設的な役割を評価、歓迎する」と述べた。