ウクライナ軍機同士が衝突、パイロット3人が死亡
(CNN) ウクライナ空軍は26日、中西部ジトーミル州で同軍の2機が空中衝突し、パイロット3人が死亡したと発表した。
軍当局者らによると、L39練習機同士が、首都キーウの西に位置する州都ジトーミル付近の上空で衝突した。パイロットらは戦闘任務中だったという。
この中の1人は、「ジュース」というコールサインで知られていた。昨年CNNとのインタビューで、かつて米国を訪れた際、酒を飲まずいつもジュースを頼んでいたことから、友人たちにつけられたあだ名だと話した。
「ジュース」はミグ29戦闘機のパイロットで、ロシアによるウクライナ侵攻の初期、「キーウの幽霊」と呼ばれた部隊の一員として同市上空などの防衛に参加。欧米諸国に対し、戦闘機の供与を呼び掛けていた。
ウクライナ国家捜査局(SBI)が衝突時の状況を調べている。
SBIは26日の声明で、機体の技術的な問題や、飛行準備のルールが守られていたかどうかが焦点だと述べ、両機のブラックボックスに記録されたデータも徹底的に分析する構えを示した。