ロシア第2防衛線の突破、第1線より容易と認識か ウクライナ軍
ウクライナ軍は6日、ロボティネ付近でロシア軍の反攻を撃退したと発表。参謀本部は敵への砲撃や対砲兵作戦を実施し、ウクライナ側の拠点を固めたと説明した。
一方、ロシア軍はロボティネの西側にいるウクライナ軍に対して砲撃や空からの攻撃を加えた。米ワシントンのシンクタンク「戦争研究所」によると、近隣のベルボベ村の西側では激しい戦闘が起きているという。
ウクライナ、ロシア双方がロボティネが壊滅状態だと認めている。ロシアが任命したザポリージャ州占領地の知事は、ロシア軍のロボティネからの撤退を認めた上で、高地へと引き上げる戦術的な動きだと説明した。
ウクライナ軍の反攻の成果は限定的で、数十億ドル規模の軍事支援をしてきた西側諸国の一部は眉をひそめる状況となっている。米国のブリンケン国務長官は6日、ウクライナ首都キーウに入りゼレンスキー大統領と会談し、支援の継続を伝えた。