台湾、中国軍機103機を確認 「嫌がらせ」の中止求める
台北(CNN) 台湾周辺で17日から18日にかけ、24時間に中国軍機103機が確認されたことに対し、台湾国防部は声明で「執ような軍事的嫌がらせ」を中止するよう求めた。
国防部は中国軍機の活動を「台湾海峡と地域の安全への重大な挑戦」と非難した。
国防部が示した地図によると、103機のうち戦闘機や空中給油機、早期警戒管制機など計40機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入したが、領空侵犯は確認されなかった。
領空は国際法で海岸線から12カイリ(約22キロ)の範囲と定められ、ADIZはその外側に各国が独自に設けている。
国防部によると、中国軍機の一部は、台湾のADIZ内にある中台間の休戦ライン「中間線」を越えて飛行した。