中国とロシアの外相、モスクワで会談 連携強化を確認

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中国の王毅外相とロシアのラブロフ外相がモスクワで会談した/Russian Foreign Ministry/Reuters

中国の王毅外相とロシアのラブロフ外相がモスクワで会談した/Russian Foreign Ministry/Reuters

(CNN) 中国の王毅(ワンイー)外相とロシアのラブロフ外相が18日、モスクワで会談し、協力関係の強化について話し合った。

ラブロフ氏は会談の冒頭で、両国が今週開幕した国連総会や首脳会談、高官レベルの会合などで引き続き連携していくと述べた。

王氏は4日間の予定でロシアを訪問している。

国連総会が開かれている米ニューヨークでは18日、中国の韓正(ハンチョン)国家副主席と米国のブリンケン国務長官が会談し、両国が開かれた意思疎通を維持するとの方針を確認した。

王氏は先週末、地中海の島国マルタでサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)とも会談した。米中間では、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせたバイデン米大統領と習近平(シーチンピン)国家主席の首脳会談に向け、調整が進んでいる。

中国は対立が深まる米国との関係安定化を探る一方、欧米主導の国際秩序に対抗するうえで、ロシアとの連携を重視している。

王氏はラブロフ氏との会談で、中ロ両国が「多極世界」の構築に向けて協力すべきだと主張。世界の戦略的安定性と平和の維持に向けて、両国は「特別な責任」を負うとの見方を示した。

中国外務省の発表によれば、王氏は両国が「一方的な行動と覇権、対立」に対して戦略的協力を強化し続けるべきだと述べ、米国との対抗姿勢を暗に強調した。

ただし、中ロ関係が第三国を標的としたり、影響を受けたりすることはないとも語った。

ロシアのプーチン大統領と習氏は今年3月にモスクワで会談した。プーチン氏は、この時招かれた北京でのフォーラムに出席するため、来月中国を訪れる見通しだ。

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