ハマスの攻撃は「全くの想定外」 イスラエル情報機関の元長官
(CNN) イスラエルの対外情報機関モサドのエフライム・ハレビ元長官は7日、CNNとのインタビューで、イスラム組織ハマスによる同国への攻撃は全くの想定外だったと述べた。
ハレビ氏はインタビューの中で、ハマスが発射したミサイルは24時間以内に3000発を超えたと指摘し、「これはわれわれからみた想像を超えている。ハマスがこれほど大量のミサイルを持っているとは知らなかった。これほどの威力があるとも想定していなかった」と語った。
ハマスが7日午前に発射した数は「前代未聞」とも指摘し、ガザ側からイスラエル領に深く侵入して村落を掌握したのも「初めて」だと述べた。
そのうえで「残念ながら作戦としては大成功。良く調整されていた」と認めた。
同氏はまた、ミサイル攻撃に使われたロケット弾は海上ルートで密輸入され、ガザ地区内で製造されたとの見方を示し、ハマスはイスラエルに計画を知られることなく、試行訓練を行っていたのだろうと推測。「何が起きていたのか、われわれは全く気付いていなかった」と明かした。