ガザ交戦、双方の死者2300人に
(CNN) パレスチナ保健省は11日、イスラエル軍が攻撃を開始した7日以降、パレスチナ自治区ガザ地区で少なくとも1100人が死亡し、5339人が負傷したと明らかにした。一方、イスラエル軍はガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの攻撃で1200人が死亡したとしており、双方の死者は計2300人を超えた。
パレスチナ保健省は、停電により少なくとも58カ所の臨床検査所や血液バンクが業務の停止を余儀なくされる見込みで、治療を必要とする多くの人々の生命が脅かされていると警告した。
イスラエルは、武装したハマスの戦闘員が厳重な警備態勢が敷かれているガザ地区とイスラエルの境界の壁を突破して猛攻撃をかけてきたことを受けて、ガザへの攻撃を激化させている。
イスラエルは、ガザへの電気や食料、水、燃料の供給を断つなど「完全包囲」を命じた。
イスラエル軍の発表によると、イスラエル側の死者1200人には同軍兵士189人が含まれるという。