コーヒー栽培で国立公園を再生、モザンビークの取り組み

国境を越えた影響

ゴロンゴーザ産のコーヒーは、主にアフリカの国々に輸出されており、最大の市場は南アフリカだ。ゴロンゴーザ・コーヒープロジェクトは、隣国のジンバブエや、タンザニア、マラウイ、ケニアにも市場を拡大する計画だ。

また同プロジェクトは、他国の農業従事者を視察に招いたり、逆に同プロジェクトの職員を海外に派遣したりすることにより、意見交換の促進を図っている。

同プロジェクトの責任者であるモリーナ氏は、コーヒーの最終消費者に対し、コーヒーを飲む前にそのコーヒーがどこで作られたかを考えてほしいとメッセージを送る。

「もしそのコーヒーが安かったら、なぜそんなに安いのかを考えてほしい。実際に農園できつい労働に従事している家族について考えてほしい。彼らはそのコーヒーからの収入に依存している」（モリーナ氏）