イスラエル、国連職員へのビザ発行停止 事務総長の批判に対抗
(CNN) イスラエルのエルダン国連大使は25日、同国が国連職員への査証(ビザ)発行を停止すると発表した。
国連のグテーレス事務総長が24日、安全保障理事会の会合で、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃は理由なく起きたわけではないと述べた発言への対抗措置としている。
イスラエルはすでに、国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)へのビザ発行を拒否していた。
エルダン氏は「かれらに教訓を与える時が来た」と述べた。
グテーレス氏は発言の中で、パレスチナ人は長年、イスラエル軍の占領に苦しんできたと指摘した。
パレスチナ自治政府の外務省は、グテーレス氏に対するイスラエルの反発は「不当」だと断じ、国連への敬意や法順守精神の欠如を示していると主張した。
グリフィス氏は一貫して、ガザ住民の救済を訴えている。24日にはX(旧ツイッター)への投稿で、人道上の大惨事を回避するには対話を続ける必要があると主張した。