イスラエル軍、エジプトの検問所を誤射し謝罪 負傷者
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」と交戦するイスラエル軍は26日までに、同国との国境線近くにあるエジプトの監視所をイスラエル軍の戦車が誤って砲撃したことへの謝罪を表明した。
エジプト軍によると、この砲撃で国境警備隊員の一部が軽傷を負った。砲撃が起きたのはガザ南部とエジプト北東部が接するケレム・シャローム地区近くだった。イスラエル軍は誤射の原因を調べているとした。
エジプト軍の報道担当者はSNS上で、ガザでの衝突が続く中、エジプトの監視塔の一つがイスラエル軍戦車の砲弾の破片を偶発的に受けたと述べた。
イスラエル側は今回の砲撃は意図的でないとし、遺憾の意を即座に示したとした。
ケレム・シャローム地区はガザとの境界線上にあるイスラエルの国境検問所の一つ。ハマスが今月7日、イスラエルへ大規模攻撃を仕掛けて以降、同国はガザの完全封鎖を試みており、同検問所も閉鎖されていた。ハマスの大規模攻撃の際に、同地区では突入した戦闘員による民間人の殺害も起きたとされる。