ガザ拘束の人質は224人 イスラエル軍

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ハマスによって解放された後、メディアの取材に応じるヨチェベド・リフシッツさん/Alexi J. Rosenfeld/Getty Images

ハマスによって解放された後、メディアの取材に応じるヨチェベド・リフシッツさん/Alexi J. Rosenfeld/Getty Images

(CNN) イスラエル軍は26日までに、イスラム組織ハマスの7日の攻撃後にイスラエル側からパレスチナ自治区ガザ地区に連れ去られた人質は224人とみられると明らかにした。人質の数についてはこれまで推定222人としていた。

人質となっている人々はハマスが境界を越えてイスラエルに奇襲をかけた際に、自宅や音楽フェスティバル会場から連れ去られた。人質の家族らは解放を訴えている。

ハマスはこれまでに計4人の人質を解放した。ハマスとカタールの協議後の20日に米国人女性ジュディス・ラーナンさんと娘のナタリー・ラーナンさん(17)が解放された。23日には共にイスラエル人のヨチェベド・リフシッツさん(85)と隣人で友人のヌーリット・クーパーさん(79)が解放された。リフシッツさんは記者会見で「地獄を見た」と語り、トンネル網に連れて行かれたと経験を振り返った。

残る人質にはイスラエルの市民や兵士のほか、メキシコ、ブラジル、米国、ドイツ、タイの市民が含まれる。そのうちの1人、フランス系イスラエル人女性ミア・シェムさん(21)は先週ハマスが公開した動画に映っている。カメラに向かって話すシェムさんは青白い顔をしているものの、顔を上げ、背筋を伸ばして座っている。負傷してガザに連れて来られたと説明し、家族のもとに帰してほしいと訴えている。

複数の情報筋がCNNに語ったところによると、人質の解放に向けて交渉が続けられている。米国、イスラエル、カタール、エジプト、そしてハマスの間で行われている交渉は複雑なものとなっている。バイデン米大統領は、人質が取られている間は地上侵攻の見合わせをイスラエルに要請したことを否定している。

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