ウクライナ原発近くで爆発、施設の多数の窓割れる IAEA

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(CNN) 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は29日までに、ウクライナ西部フメリニツキー州にある原子力発電所近くで起きた爆発の衝撃波で、同原発の施設の窓ガラスが多数割れる被害が出たと報告した。

また、現場から離れた場所に位置する放射線監視施設への送電が一時止まったとも述べた。

事務局長は声明で「多数の窓が割れたということは爆発が非常に近くで起きたことを意味する」とし、「次はそれほど幸運でないかもしれない」との危機感を表明。「原発への攻撃は何としても避けなければならない」と訴えた。

「今回の事態はウクライナでの原子力の安全管理態勢が、極度に不安定な状態に直面していることを再度示した」と強調。「この状態は悲劇的な戦争が続く限り変わらない」と続けた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアがドローン(無人機)を使ってフメリニツキー原発を狙った可能性が高いと非難。原発から約5キロと約20キロそれぞれ離れた場所でドローン2機が撃墜されたとも報告した。

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