ウクライナ、水上ドローンでロシア揚陸艇2隻を攻撃 クリミア半島
(CNN) ウクライナ国防省情報総局(GUR)は11日までに、水上ドローンを使った夜間作戦でクリミア半島にいるロシアの揚陸艇2隻を攻撃したと主張した。2014年にロシアに違法併合されたクリミア半島に対する最新の攻撃となる。
GURのユソフ報道官はCNNに対し、「クリミア半島チェルノモルスク付近でウクライナの水上ドローンがロシアの攻撃艇2隻を攻撃した」と説明した。
GURは攻撃の瞬間を捉えたと主張する動画も公開。CNNは動画の内容や日時、場所について独自に検証できていない。
動画には、水上ドローン2隻がドックに停泊中の揚陸艇とみられる目標に接近する様子が映っているように見える。2隻目のドローンは揚陸艇に衝突する1隻目を撮影しているとみられる。2隻目のドローンが目標に近づく場面では、揚陸艇に積載された重機のような物体も見える。
GURはSNSテレグラムへの投稿で、「揚陸艇には乗組員が搭乗しており、装甲車も積まれていた」と主張した。
ロシアはこの件について正式にコメントしていない。
ウクライナ政府はこのところ、ロシア軍の弱体化を狙いクリミア半島への攻撃を強化している。9月には、ウクライナ軍がセバストポリにあるロシア海軍基地に激しい攻撃を実行。ロシアによる2022年2月の全面侵攻開始以降、最も破壊的なセバストポリへの攻撃となった。