20万人がガザ北部から避難、今月5日以降 国連推計
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の北部から今月5日以降、推計で20万人が避難したことがわかった。国連人道問題調整事務所(OCHA)が14日、明らかにした。
OCHAの報告によれば、推計20万人が今月5日以降、イスラエル軍が開設した「回廊」を通じて移動した。
イスラエル軍は、北部から南部へ人々が安全に移動できるよう人道回廊を開設している。
OCHAは、南部に移動した人々が、過密状態でアクセスが限られた避難所や食料、水で苦慮しており、増大する懸念を生み出していると強調した。
OCHAによれば、南部に移動したくない、あるいは移動できない数十万人が依然として北部に残っている。
OCHAは「北部に残った人々は生きるための最低限の水と食料を確保することに苦労している。安全でない水源からの水の摂取は脱水症状や水系感染症に関する深刻な懸念を引き起こす」と言い添えた。