イスラエル軍、人質女性兵士の死亡確認 ハマスの動画に登場
(CNN) イスラエル軍は14日、イスラム組織ハマスが公開した動画に映っていた女性が死亡したことを確認した。この動画はSNS上にあるハマスのチャンネルで公開されたもので、パレスチナ自治区ガザ地区で人質になった女性がイスラエル軍の空爆で死亡したと主張していた。
イスラエル国防軍(IDF)は女性の身元について、イスラエル人兵士のノア・マルシアーノ氏だと確認した。
IDFは14日、「マルシアーノ氏は二等兵から伍長に死後昇進した」と説明。「IDFは遺族と悲しみを分かち合っている」などと述べた。
動画は長さ1分あまりで、13日夜、ハマス軍事部門「カッサム旅団」のSNSテレグラムのチャンネルで公開された。
動画の大部分はマルシアーノ氏がカメラに向かって短い声明を読み上げる内容。マルシアーノ氏は父母や自らの故郷について詳細に語り、年齢については19歳と説明している。
声明が読み上げられた後、動画は女性の遺体とみられるものを映し、今月9日のイスラエルの空爆によって死亡したと主張している。
IDFは13日遅くに発表した短い声明で、この動画について説明するため軍の代表者が女性の家族の自宅を訪れたと述べていた。