イスラエル軍が民間人の死者を割合で表現 国連は「悪趣味」と一蹴
(CNN) 国連のデュジャリック報道官は、イスラエル軍の報道官がパレスチナ自治区ガザ地区での民間人の死亡をめぐり「割合」で表現した発言について、「悪趣味」だと述べた。
イスラエル軍のコンリクス報道官は4日、CNNの取材に対し、イスラム組織ハマスの戦闘員1人に対してガザで死亡した民間人が2人という割合は、市街戦の困難さを考慮すれば、「非常に前向きだ」と述べていた。
デュジャリック氏は「我々は、そのような割合を定めることをしていないが、控えめに言って悪趣味だと思う」と述べた。
デュジャリック氏は、国連が注力しているのは民間人の死を避けることだと述べた。
ハマスが実効支配するガザの保健省が集計した数字によれば、10月7日以降、ガザでは約1万6000人が死亡した。