EU、ウクライナとモルドバの加盟交渉開始で合意

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EUのミシェル首脳会議常任議長がウクライナとモルドバの加盟交渉開始に関する声明を発表=14日、ブリュッセル/Virginia Mayo/AP

EUのミシェル首脳会議常任議長がウクライナとモルドバの加盟交渉開始に関する声明を発表=14日、ブリュッセル/Virginia Mayo/AP

(CNN) 欧州連合(EU)は14日首脳会議を開き、ウクライナとモルドバの加盟交渉を開始することで合意した。

EUのミシェル首脳会議常任議長(大統領に相当)がX(旧ツイッター)で明らかにした。

この決定について、ウクライナのゼレンスキー大統領は「ウクライナの勝利」と述べ、歓迎した。

ウクライナはロシアによる侵攻直前の昨年2月にEU加盟を申請。EUの行政執行機関である欧州委員会(EC)は先月公表した報告書で、ウクライナとモルドバとの加盟交渉の開始を勧告していた。

交渉開始の決定を受けて、ゼレンスキー氏は「これはウクライナの勝利であり、欧州全体の勝利でもある。機運を高め、鼓舞し、強化する勝利だ」とXに投稿。「歴史は自由のために戦うことをいとわない人々によって作られる」とも述べた。

ただ、ウクライナが実際に加盟するまでには他国が通るのと同じプロセスを経る必要があり、10年かかる可能性がある。

加盟交渉は「コペンハーゲン基準」と呼ばれる3つの要件を満たしてから、次の段階へと進む。この基準は、機能する自由市場、人権や法の支配に関するEUの解釈といった欧州の価値観を支えるのに適した機関、機能する包摂的な民主主義の存在の有無に焦点を当てている。

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